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 サトイモ 脳細胞の活性化を促す「万葉集にも登場」 
原産地は東インドからインドシナ半島にかけて。タロイモとも呼ばれ、日本にはまだ稲が伝わっていない時代に中国から伝わったとされます。万葉集にもサトイモが登場することから、かなり古い時代から日本人の食卓を賑わしてきたとされています。

主成分はデンプン。たんぱく質もイモ類の中ではもっとも多く含まれ、他、ビタミンB1、B2も多く含んでいるので、でんぷんや脂肪の燃焼が活発になります。注目したいのはガラクタン。ガラクタンは脳へ刺激を与え、脳細胞を活発化するとともに免疫力を高めて、ガンの増殖を阻止すると言われています。このガラクタンは炭水化物の一種で、サトイモのぬめりに含まれています。

調理の際にはそのぬめりがうっとおしくも感じますが、これこそがサトイモ特有の大切な栄養成分。ぬめりがあるものほど新鮮でもあります。また、サトイモは脾と腎の栄養不足を補う作用があります。夏バテなどで痩せ気味のときや、食欲がないとき、下痢をしやすいときやよく口が渇くときなどに効果的です。サトイモを常食としていると、胃腸の調子も良くなり、元気が出て肌もなめらかになってきます。これは腸の滞りをサトイモが解消するすえうためで、便秘にも効果的です。
美味しい食べ方

生のまま食べると中毒症状を起こす場合があるので、必ず加熱して食べること。皮を剥くと、ぬめりが出て手がかゆくなる場合がありますが、これはガラクタンによるもの。大切な栄養素なので、我慢して調理してください。あらかじめ手に酢や塩をすり付けておけば予防できます。ぬめりはたっぷりの湯でさっと茹でてから水で洗えば取り除けます。

茹でる際に塩や酢を入れるといいと言われていますが、そうするとガラクタンを消去してしまいます。大切な栄養素なので、水(湯)だけで茹でるようにしてください。また、最近は皮を剥いて洗ったサトイモが売られていますが、味が落ちているばかりでなく、ガラクタンも損なわれています。必ず皮付きの生のものを使いましょう。