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 米 世界中のエネルギー源、栄養源「百薬に勝る命の源」
小麦、トウモロコシと並んで世界の三大穀物のひとつ、米。世界人口の半分におよぶ人の主食をまかなっています。日本へは紀元前3世紀ごろに中国江南地方から九州へ、海路で伝えられたと言われています。その後、1世紀ごろに近畿地方へ、3世紀ごろに関東地方へ、13世紀ごろには本州北部にまで広がりました。

種の違いから日本型とインド型に大別され、栽培法によって水稲と陸稲、米の性質からうるち米ともち米に分かれます。また、モミから外皮、中皮、内皮の三層を取り除いたものが玄米で、玄米から種膜と胚膜だけを取ったものが胚芽米、玄米を精白すると精白米ができます。日本では江戸時代から精白米を食べ始めましたが、それによって「江戸わずらい」「贅沢病」と呼ばれる脚気が増えたといいます。そのことからもわかるように、栄養価としては精白米より玄米のほうが上手。白米と玄米を同時に水に浸しておくと、白米が腐ってしまうのに対し、玄米は数日後に新たな芽を出すことからも、白米より玄米のほうが栄養価が高いといわれています。

玄米には良質のたんぱく質や炭水化物、ビタミンB1をはじめ、ナイアシンなどのビタミンB群、およびビタミンD、E、K、Fなどが豊富に含まれ、鉄分、亜鉛、銅、マンガンなどのミネラルも含有されています。こうした栄養素は精白米にも同様に含まれていますが、すべてにおいて玄米のほうが含有率で上回っています。また、玄米は繊維質が多量に含まれるのも魅力。繊維質にいたっては、精白米の3倍近くに上ります。消化が悪いので、胃腸の調子が悪いときは避けたほうが無難ですが、日ごろは便の量を増加させてくれます。
美味しい食べ方

玄米を食べるときは玄米カップ1に水カップ3の割合で。精白米と同じ水加減で炊くと、火が通りません。いちど炊き上げたら、15分蒸らして、さらに水2カップを加え、さっとかき混ぜ、再び炊くとおいしい玄米ご飯ができあがります。

また、お米料理としてはチャーハン、ピラフ、各種炊き込み御飯などさまざまなものがありますが、お勧めはお粥。消化吸収に優れ、胃腸をリラックスさせてくれる効果があります。その柔らかさによって全粥、七分粥、五分粥、三分粥などに分かれますが、全粥が米の量の5倍、七分粥が米の量の7倍、五分粥が米の量の10倍、三分粥が米の量の20倍の水を加えて煮るものとされています。